転院〜リハビリ病院へ〜

妻の記録

 

7月13日、救急病院を退院した。

 

お世話になった看護師さん、

リハビリの先生、

お医者さん、

ありがとう、

さよなら。

 

ここで私、生き返って、いろんなこと教えてもらった。

思い出させてもらった。

ごはんの食べ方。

トイレの方法。

寝返り。

 

そして、

泣くこと、

笑うこと。

喋ること。

 

涙、涙の退院。

うれしいけど、

さみしい。

 

それから、リハビリ専門の病院に入院し、おばあちゃん達と、軍隊のような?!生活をしてます。

歩くこと、喋ること、歌うこと、赤ちゃんのような練習を繰り返し。

 

心配は我が子達。

長男が3歳、長女が1歳。

大事な時期にママがいない。

 

初めて保育園に行かされて、

不安かな?

疲れてるかな?

寂しがってるかな?

そんなこと考えてママは毎日泣いてます。

お熱の時も看てやれない。

 

息子は11月に、4歳のお誕生日を迎えたら、それまでお利口に待ってたら、ママ帰ってくる!って信じてる。

さみしいのか、パパにすり寄って夜寝てるんだって。

ばーばにワガママ放題してるんだって。

ごめんね。

 

4歳までには復活するからね!

ママ頑張るからね!

 

娘にとって、

初めての夏、

可愛い水着姿も、

初めてのプールの反応もみてやれない。

もうすぐ初めてお喋りするかな?

歌うたうかな?

 

そばで見てやれない。

 

成長を見てやれない。

 

くやしい。


慣れない育児と家事と仕事と私の甘えに振り回されてる夫にも、ごめんね。


若い看護師さんに
「旦那さんとどこで知り合ったの?」
「何歳で結婚したの?」
と、100回くらい聞かれた。


付き合ったばかりの頃、

結婚式のこと、

新婚時代、

楽しい記憶がよみがえってくる。

 

こんなになるまで、

その大きさ、ありがたさに気付けなかった。

 

そばにいてほしいとき、いつもそばにいてくれて

つらーい!って泣いたら涙を拭いて、お茶をついでくれる。

結婚式で、健やかなる時も病める時も!って誓ったやろ!って真面目なことを言ってる。

 

この人と結婚してよかったと、こんななって気づく。

「後で笑い話にしようね。」

それが合言葉。

一緒に頑張ろう!

 

私、生きててよかった。

「復活するからね!」

その宣言に必ず、

「待ってるよ」

と言ってくれる夫。

 

「おはよう」

「おやすみ」

「行ってらっしゃい」

を、言えるかわいい奥さんに戻るからね。

 

ありがとう

ごめんね

の毎日。

 

好きなときにトイレに行けて、

人の手借りずにごはん食べたり、

出かけたりできることの幸せに気付けた。

 

子育て中にしたかったこと、

テレビ見たり、

雑誌読んだり、

お昼寝したり、

ご飯をゆっくり食べたり。


今、そんな生活できてるけど、

そこに大事な人がいないと、

さみしいだけ。

 

そんなことにも気づけた。

 

今日も、涙を拭いて、ママは頑張ってます。